大学の時に1年弱メリーランド州に留学してましたので、その時の体験談をお伝えします。
メリーランド州ってどんなところ?
メリーランド州はアメリカ大陸の北東側に位置する州で、ワシントンD.C.に隣接しています。
メリーランド州といえば中心地であるボルチモアがかなり有名ですが、今回私が滞在した場所はボルチモアからもう少し離れたチェスタータウンという町でした。この地に滞在してみてまず感じたことは、とにかくのどか!そして自然豊かであるということでした。まさにアメリカの田舎の町という感じで、とても落ち着ける場所でした。

チェスタータウン含めアメリカの町のすばらしいところは、これは私の個人的な意見ですが、何といっても建物がおしゃれなところです!昔ながらの欧風な木造建築でお家やレストラン、カフェが建てられているため、街並みがとてもおしゃれで散歩しているだけでとても癒されました。
気候的な特徴
気候的な点ではとにかく乾燥していて、冬は死ぬほど寒いというところが印象に残っています。なので、防寒はしっかり準備していった方がいいと思います。ただ建物の中はむしろ暑かったです。北海道の様に建物にもとから冬対策のストーブを設置しているのかもしれません。
逆に夏は湿気が日本のように多くないので蒸し暑いという辛さはありませんでした。日本の夏が嫌いな方には比較的快適に感じるかもしれません。
留学先としての特徴
メリーランド州含め東海岸の州に多い特徴ですが、基本的に白人が多いです。また、アジア系の人口は少ない様に感じました。私が留学先として選んだ理由とも重なりますが、アジア系の人が少ないので日本語を話せる相手が少なく、英語を話す機会が必然的に上がります。
ただし、外国人と話していくという勇気をもっていないと、逆にほとんど誰とも話さず留学期間を終えてしまうということにもなりかねません...
「私は英語をとにかく練習したい!」という方には東海岸への留学はお勧めです。逆に「最初は日本人のコミュニティにいながら徐々に外国人とも関わっていきたい。」と考える方は西海岸の地域に行かれる方がストレスが少なくなるような気がします。
おすすめの訪問先
私が滞在している中、メリーランド州の訪問先で特に良かったと感じた場所は「アナポリス」という街でした。アナポリスはアメリカ独立に関する歴史的建造物が多く、アメリカ史に関して多くを学ぶことができます。
また、アナポリスは港町でもあるため海鮮料理、特にカニと貝が有名でとても美味しいです。「クラブケーキ」というカニと小麦粉を混ぜた揚げ物が人気ですので、訪れた際は是非食べてみてください。


留学において不便なところ
遊び場所が...
日本からアメリカ留学をする場合、ほとんどの方は長期滞在になると思いますので事前に私が生活面で辛かったことも共有しようと思います。不便な部分を事前に知っておくことで、留学生活を快適にしていただければ幸いです。
メリーランド州へ留学の途中、特に不便だと感じたことは車なしでは遊ぶ場所がほとんど限られてしまうということでした。
日本(特に東京)に慣れていると公共交通機関でどこでも行けてしまうという感覚があるので、「多少遠くてもバスとか使えばどっか遊び行けるでしょ!」と思うかもしれませんが、アメリカの場合、そもそも高校生でさえ自分の車を持っていたりするほど車文化なので、ほとんどどこに行くにしても車を使用します。
そのため電車はもちろん、バスのような交通機関も日本に比べるとほとんど使用されていない印象です。つまり、バスの運行時間もびっくりするほど短いです。(笑)そのため、遊ぶためには車を持つか、泊りがけで行くしかありません。この不便さは覚悟しておきましょう。
休暇中の滞在先が...ない?
そしてもう一つ、アメリカ留学で注意していただきたいところは大学にもよりますが、長期休暇の間寮に滞在することができなくなるかもしれないということです。
長期留学(1年以上)の場合、おそらく留学生の多くは大学の寮生活になると思います。しかし、アメリカは冬休み、夏休みは期間が長く、大学のスタッフ含め全員が休みとなるため、寮を運営する人がいなくなり、学生が寮に滞在することは例外を除き認められていないという場合があります。(もちろん留学生は滞在できるという大学もあります)お金に余裕がある留学生は一度母国に帰国しますが、そこまで資金がない学生さんにとっては路頭に迷ってしまうという大問題になります。
このことを知らずに、冬休みを迎えてしまうと私のように滞在先を求めパニックになりますので、事前に大学に確認しておきましょう。そして、休暇中の寮滞在が不可の場合は、早いうちにホームステイさせてくれる友人か恋人を見つけてください。(笑)
まとめ
いかがだったでしょうか。海外留学は人生にとって大きな転機となることが多いと思います。特に海外の文化に触れることは自分の国のアイデンティティーを確認する上でとても重要であると私は考えています。今回私がご紹介させていただきました経験を知ることで、少しでも快適で素晴らしい留学経験となりましたら嬉しいです。
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